『世界の民芸玩具ー日本玩具博物館コレクション』
兵庫県姫路市の郊外にある日本玩具博物館は、20世紀の世界民芸玩具コレクションを有する私設博物館。
時代に取り残され、消滅しようとする手づくりの玩具に目を向け、長年コレクションの保護と魅力の発信に尽力された井上重義館長と、日本で数少ない世界の玩具の学芸員として、玩具文化の紹介に努めてこられた尾崎織女氏。
本書では、同館の90,000点を超える所蔵品の中から、味わい深い玩具や人形、また宗教的な装飾物を選び、それらが誕生した背景や成り立ちについて、尾崎氏の解説と高見知香氏の美しい写真で紹介します。
軸原ヨウスケ氏による工芸品のような造本も魅力。
2016年にはミシュラン2つ星に選ばれ、国内外からの評価を受けて、普段ならたくさんのお客様でにぎわっている日本玩具博物館も、
いま、遠くから展示を見に来ていただくことが難しくなっています。ぜひ、書籍をとおして、世界の造形文化を旅していただけたら幸いです。
大福書林より
通常版と、京都・和染工芸x軸原ヨウスケ氏のコラボによる、型染め手すき和紙を貼ったぜいたくな組箱入りの限定特装版があります。