Microbrewery Label Design

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普段まったくアルコールを摂取しない。というか、そもそも受け付けない。少しでも口にしようものなら、たちまち顔が赤くなり全身に酔いが回る。

とはいえ、酒の場に行く事はある。
ビール、ワイン、日本酒、焼酎、あらゆるアルコールのラベルに支配されたその場所は、もはや酒場でなくデザインの宝庫なのである。気になりだしたら、隅から隅まで観察してしまう。「仕事好きか!」と突っ込まれては、「いやいや職業病と言う病気だ」という会話を何度となく交わしてきた。

Labels of Distinction
Microbrewery Label Design
はそんな職業病の特効薬となり得る一冊。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパなど、各国の地ビールのラベルを集めたデザイン集で、これでもかと掲載されたラベル達はクオリティの高いものから地ビールならではの素朴なものまで多種多様。創作意欲のわくヒントがたくさん詰まっているし、なにより酒の場に行かなくてすむ、願ったり叶ったりな本である。
しかし、この特効薬は依存性が高いので注意しなければならない。この類いの本を収集する、という新たな職業病を患うからだ。