LOCKET

LOCKET
大きなバックパックを背負い23歳の彼はやって来ました。
LOCKETっていうリトルプレスを持って。
発行人自らのその行為に感動を覚えました。
素敵な本が一冊増えました。

ブータンを旅してからというもの、毎日のように身につけているネックレスがあります。紐にぶら下がるのはマントラが刻まれたターコイズのロケット。これをさする度に、見えないはずの風景が瞳の奥で像を結び、 ヒマラヤで小さくも豊かに暮らす人々の知恵に護られているような気持ちに包まれます。

『LOCKET (ロケット)』は世界各地のセンス・オブ・バリュー (価値観)を彷徨う旅雑誌です。ここには便利で最新な情報がなければ、WEBの集積から集めた絶景写真もありません。そういった主語のないインフォメーションは遮断して、見えない風景に隠れた物語に想いを馳せ、一流の先輩たちの言葉に耳を傾けました。旅をする、あるいは紙に刷るといった行為の意義はそこにあると、イマドキの23歳なりに思うのです。昔から、今ではますます、大切なものこそ目には見えません。だからこそ、首元のロケットがあの憧憬を結ぶ限り、ぼくとこの雑誌の旅はどこまでも続きます。

LOCKET 編集発行人 内田洋介

■SPECIAL
しあわせのありかブータン、デンマーク、小値賀島

■INTERVIEW
小西智都子 (ROOTS BOOKS代表、『せとうち暮らし』編集長)
坂本大三郎 (山伏・イラストレーター、『山伏と僕』)
関健作 (写真家、『ブータンの笑顔』)角田明子 (写真家、『REGENBOGEN』)

■LONG INTERVIEW
角幡唯介 (作家・探検家、『空白の五マイル』『雪男はむこうからやって来た』『アグルーカの行方』)